株式投資をこれから始める人は、
「少額でも意味があるのか」
と気になる人がいるようです。
僕は、「たとえ少額でも株式投資することに意味がある」
と思っています。
株式投資を始める人が増えている
最近は、NISAがニュースで取り上げられたりして、
株式投資に興味を持つ人が増えました。
証券会社や銀行は、自分達の会社で証券口座を開設してもらおうと
勧誘が活発になっていますね。
株式投資が簡単になったというのも挙げられます。
ネット銀行やネット証券ができたことで、スマートフォン一つあれば株を買うことができるほと便利になりました。
昔は、営業マンに電話を通して注文していたので、本当に便利になりました。
昔に比べて、株式投資は知名度が上がり、手軽に出来るようになりました。
それでも、株式投資をしている人は少数派です。
僕の周りで株式投資をしている人は、5人に1人くらいかなという感じです。
投資を始めない理由は様々あると思いますが、
先日、僕の知人から投資を始める必要があるのか、
聞かれたので、その話をしようと思います。
投資をしていない知人からの質問
知人から、
「お金がない人は投資しても意味ないんでしょ?お金がないと儲からないって聞いたんだけど?」
と言われました。
まあ、ちょっと雑過ぎる質問だとは思いますが、
「少額の投資でも意味があるのか?」
という質問だと捉えて、答えました。
株式投資はお金を持っている人が強い
悲しい現実ですが、
株式投資はお金を持っている人が強いです。
例えば、100万円を投資している人がリスクを取って、
利回り50%で運用すると、1年で150万円にしたとします。
この場合、利益が50万円となり、かなりハイリスクな投資をしたことになります。
別の人で100億円投資している人が、
利回り1%で運用すると、1年で101億円になります。
この場合、利益が1億円になります。
つまり、お金を持っている人は、リスクを取らずに大金を手にすることができます。
対して、お金を持っていない人は、ハイリスクを取っても、大きく儲けることはできません。
悲しいですが、株式投資はお金を持っている人が強いんです。
覚えておきましょう。
それでも、少額の投資は意味がある
上で述べたように、お金を持っている人の投資は強いです。
だから、
株式投資はお金を持っている人がするもの
という風に感じてしまいます。
それでも、僕は少額であっても株式投資をするべきだと思っています。
株式投資に慣れる
金額に関わらず「株式投資を始める」ことが大事です。
どんなことでもそうですが、例えば野球を例にして話します。
野球をこれから始めようとする人は、
10万円のバットをいきなり買ったり、グローブをオーダーメイドで作ったりしないですよね?
中にはそういう人もいるかもしれませんが、
ほとんどの人は、いきなり高い道具を買わないです。
安い道具から始めて、上達してきたら注文する
そういう人が多いんじゃないでしょうか。
高級な道具を買えないから野球を始めない
という人はいないです。
株式投資も同じで、資産1億円を超えてから投資を始めるのではなくて、
お金が少ない時にでも、投資をして経験を積みましょう。
全く株式投資をしていないのに、いきなり大きな金額から投資を始めるのは危ないです。
少額から投資を始めて、経験を積んでから金額を上げていく。
とても合理的ではないでしょうか?
情報感度が上がる
アンテナが立つような、株式投資の情報に良く気付くようになります。
これまで自分に関係がなかったニュースが、株を買ったことで、
そのニュースが自分の株に与える影響を考えるようになります。
それは、たとえ少額でも同じです。
ニュースを聞いて考えて、株がどう動くかを体感する。
その体感を何回も経験すると、投資家としての経験値を積むことができます。
僕の場合、世界中の株を詰め合わせたインデックスファンドを持っているので、
ニュースで、
- 「日本株が最高値を更新しました」
- 「アメリカの経済が停滞しています」
- 「円安で一時1ドル150円を突破しました」
のようなことを聞くと、証券口座を確認します。
資産額が上がっているのか下がっているのか、答え合わせをすることで、
自分の投資家レベルが上がっていってる実感がありました。
経済についての理解が深まりました。
投資よりも働いて稼ぐことが大事だと気付く
株式投資を始めると、毎日株価が変動します。
変動と言っても、少額の投資では、数百円、数千円、数万円が上下する程度のことです。
その上がったり下がったりを繰り返しながら、インデックスファンドなら大体利回りが5%に落ち着きます。
例えば、10万円投資していたら、1年で5000円が増える程度です。
5000円だったら、丸一日アルバイトしなくても稼げる額です。
つまり、
働いて稼ぐことは、投資よりも大きな力があることに気が付きます。
「投資で暮らせたら、良いな〜」
と思う人も多いと思いますが、投資で暮らすためにはどれだけ資金が必要かというのが分かってきます。
だったら、働いて稼ごう。
投資の利回りを上げることもよりも、自分の収入を上げていくことの方が大事だと考えるようになってきます。
年収500万円の人は、5%の配当金として考えると1億円の資産に相当します。
1億円を手元に用意することができなくても、年収500万円で働くことができれば、
1億円を持っていることと同じです。
投資をしていない人は、ピンとこない話かもしれませんが、
投資をしていると、この利回りで考えられるようになります。
利回りで考えると、働くことの凄さを感じられるようになります。
やってみるの姿勢
株式投資をまだやっていない方は、少額からやってみてはどうでしょうか?
確かに少額の投資では大きく儲けることはできません。
それでも、投資をすることに意味はあります。
今では、100円から投資をすることもできて、
軽い気持ちで始めることができます。
株式投資を始めることで、得られるものはあると思いますよ。
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