あなたは、インプロ(即興劇)に参加したことがありますか?僕はありませんでした。
インプロに参加することは、多くの人にとって未知の体験かもしれません。しかし、インプロを体験してみて、インプロが僕に与えたものは大きなものでした。
今回初心者である僕が2日間のインプロ講座に参加してみて、演技や人生観に関する新しい洞察を得ることができました。
何より、インプロで「自分らしく生きる」ことの大切さを学べました。
インプロ(即興劇)という新しい体験
子どもの頃から、映画やドラマを楽しんできましたが、自分が舞台に立ち、役を演じることにはこれまで興味を持ったことがありませんでした。しかし、知人の誘いがきっかけで、新しいことにチャレンジする機会を得ました。
それが人生初めての演劇体験、具体的にはインプロへの参加でした。
参加前は新しい世界への期待と不安が混在していましたが、終わってみれば、この2日間が僕の人生観を大きく変えるきっかけとなりました。
インプロの魅力と初心者の戸惑い
インプロでは、参加者が即興で物語を創り出すことが求められます。このプロセスは、僕のような初心者にとっては非常に挑戦的でした。
「即興劇」というものが、「アドリブ」を求められるんだろうなと感じて、そこから緊張を感じていました。
講義が始まり、最初に受けた指示は、「役を演じないで」でした。
演劇をしているのに「役を演じないで」の意味が分からず、その言葉は僕の理解を超えていました。演劇って、役になりきることではないの、と。
しかし、講師の「あなたらしさを見せて」という言葉を通じて、「役を演じないで」の意味が徐々に明らかになっていきました。
人との違いや個性を出そうとすることの罠
あなたは、就活や何かしらのアピールの場で、「人とは違うところ」や「個性」を出せと言われたことはありませんか?
インプロでは、オーディションを例に話がされていましたが、「人と違うことをしよう、個性を出そう」というのは一見すると良いアドバイスのように思えますが、それは違うと言われていました。
「オーディションの時に人との違いを出そう、個性を出そうとしてはいけないよ。あなたと同じ人は他に存在しない。だからあなたらしさを出せば、それは個性であり他人と違うものになる。だからあなたらしさを見せて。」
これを聞いた瞬間、僕の中に衝撃が走りました。
「そういうことだったのか!!だから、役を演じるなと言っていたのか!!」と、凄く納得できました。
いや〜この言葉って深くないですか?
そういう風に考えたことなかったけど、本当そうだよな〜と思ってしまいました。
その考え方って、演劇に限らない、人生観にも通じると僕は感動しました。
このインプロに参加したのは、演劇を体験してみようという軽い気持ちでしたが、僕の価値観が変わるような大きな衝撃がありました。
この時に、インプロに参加して良かったと感じました。
まとめ
この2日間の体験は、僕にとって人生を変えるほどの影響を与えました。自分自身をより深く理解し、他人との関わり方を考える新しい視点を得ることができました。
そして何より、「自分らしさ」を大切にすることの意味を学びました。
人生において、新しいことに挑戦することは、常に成長と発見の機会を提供してくれます。インプロに参加したことで、僕はその事実を身をもって体験することができました。今後もこの経験を活かして、日々を豊かに生きていきたいと思います。
この記事が、何か新しいことにチャレンジする勇気を持つきっかけになれば幸いです。そして、それが自分自身の「あなたらしさ」を発見し、大切にすることにつながることを心から願っています。
新しい体験は、時に恐怖や不安を伴うかもしれませんが、その一歩を踏み出す勇気が、自分自身の新たな可能性を開く鍵となります。
僕は今回インプロに参加しましたが、新しいことへの挑戦は、自分の中に眠っている潜在能力を引き出し、人生を豊かにする素晴らしい機会となり得ると思っています。
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