友達の間で最近交わされた会話が、とても印象に残りました。
一人の友人が「会社を辞めるリスクが俺には大きすぎる」と述べたところ、もう一人が「いや、会社員でいる方がリスクだよ」と反論しました。
このやりとりは、現代の働き方におけるリスクと働き方の概念が変わってきているなと感じる出来事でした。
1. 伝統的なキャリアパスの見直し
長らく、安定した職としての会社員生活が理想とされてきました。
新卒から定年まで一つの会社に勤め上げて、退職金で住宅ローンを返済し、引退生活を送る。それが、人生の成功パターンだという考え方が一般的でした。
しかし、技術の進歩が加速し、社会が変革しているため、これまでの「安全」と思われていた会社員としての人生は再考を迫られています。
会社員としてのキャリアがもはや唯一の安定した選択肢ではなくなってきているのです。
技術革新と職の不安定化
新しい技術の台頭は、多くの職を脅かしています。AIや自動化の進展により、かつては安定していた職種が急速に不要になる可能性が高まっています。
会社員であっても、技術革新による職の喪失は避けられないリスクとなっています。
最近だと、ChatGPTの登場がありましたね。もの凄い、技術革新が起きています。
経済状況の変化
世界経済の変動は、会社員の安全性にも影響を与えています。リセッションや経済危機は、大企業でさえもリストラや倒産のリスクを高めています。
これは、会社員でいることが絶対的な安全を意味しないことを示しています。
2. 自立と自己実現の価値
一方で、フリーランスや起業家としてのキャリアは、自己実現と自立の機会を提供します。これらの道はリスクを伴いますが、同時に大きな報酬や満足感をもたらす可能性があります。
自分の道を切り開く
自分でビジネスを立ち上げたり、フリーランスとして働くことで、個人として自らの才能や情熱を追求することができるようになります。
これは、会社員では得られない種類の充実感と成長があります。
僕は、会社の看板や上司の指示で動くのではなく、自分で考えて稼げるようになりたいと考えて独立しました。
柔軟な働き方
フリーランスや起業家として働くことで、仕事とプライベートのバランスを取りやすくなります。
これは、特にワークライフバランスを重視する現代人にとって大きな魅力です。
自分で働き方をコントロールできるというのが、強みになります。
3. リスク管理と働き方の多様化
最終的に、会社員とフリーランスなどの働き方におけるリスクの大きさは個人の価値観と状況によって異なります。
重要なのは、選択肢を理解すること。そして、自分にとって最適な道を選ぶことです。
この選ぶと言う行為が、人生においてとても大切なことです。
リスクを理解し受け入れる
会社員であれ、フリーランスであれ、どの働き方にもリスクは存在します。会社員は安全でリスクが全くない、ということはないです。
大切なのは、会社員やフリーランスのリスクを理解し、自分にとって受け入れ可能なものを選ぶことです。
多様な働き方の探求
自分に合った働き方を見つけるには、様々な選択肢を見つける必要があります。
これは時に、社会のレールに沿った会社員としての道から逸脱することを意味するかもしれません。
僕の実感では、会社員以外の働き方を知らないがために、会社員としての働き方を仕方なしに選んでいる人が大半だと思っています。
まとめ
「会社員でいることの方がリスク」という視点は、僕たちに働き方と人生における選択肢を改めて考えさせます。
安全とリスクは時代によって常に変化しており、個々の価値観や状況によって最適な選択は異なります。
大切なのは、自分にとって最良の道を見つけ、そのリスクを理解し受け入れることです。
僕は独立という選択肢を取りましたが、リスクは理解しているつもりです。
独立のリスクを少しでも減らすために、FPや簿記の勉強をしたこともありました。
僕は、全員が独立や起業をするべきだと思っていませんが、会社員でいることのリスクは理解した上で、働くことをおすすめします。
リスクを理解した上で働くことは、今の働き方の満足度が変わると僕は思っています。
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