僕が公務員として働いていた時、
自分の置かれている状況が「チーズはどこへ消えた?」に出てくる物語にとても似ていました。
この本を読んだことで、公務員を退職すると決断することに影響しました。
現状に不満があり、何かを変えたいと思っている人は、
読んでみることをおすすめします。
どこか心に残るストーリー
チーズはどこへ消えた?に出てくるストーリーは、
小学生でも理解できるようなとても簡単で短いストーリーです。
昔話とかおとぎ話くらいのレベル感なので、
すぐに読み終えてしまいます。
そんな簡単に読み終えてしまいますが、
この本を読んだ後に、僕の心にストーリーが強く残りました。
物語を読むと当たり前に感じていることが現実ではできない
チーズはどこへ消えた?を読んでいると、
チーズが手に入らないのに、いつまでもその場に留まる人に対して、
- 「そりゃそうなるわな」
- 「なんで動かないんだろう」
- 「その状況だったらこうするしかないでしょ」
と思えてきます。
この本に出てくる「チーズ」や「迷路」は、あるものを表しています。
チーズは、人生で求めるもの。
仕事や家族、友達、成功を表しています。
迷路は、会社や社会、世の中を表しています。
実生活であるようなことが、物語になっているんですね。
僕が公務員だった時に、「いつまでも昔のチーズにしがみついているな」と思える人が多くいました。
公務員にしがみついている人達を見て、チーズはどこへ消えた?を思い出す
公務員って、民間の会社員に比べて辞める人が少ないんですよ。
会社が潰れて仕事がなくなることはあっても、まちが潰れる可能性って、まあないじゃないですか。
一回就職してしまえば、ずっと公務員でいられるんですよね。
だから、公務員の不満ばかり言っているのに辞めようとしない人と話をしていると、
チーズはどこへ消えた?を思い出しました。
公務員になっても安定は手に入らない
「公務員って安定しているのに、良く辞めようと思ったね?」
僕は何回もこの質問をされました。
公務員=安定のイメージは、多くの人が持っています。
ですが、その安定はどんどん崩れつつあります。
僕が公務員だった時にその実感がありました。
そのことについて、不満を言っている人は多かったです。
つまり、ほとんどの人が変化に気付いていました。
そのことが、チーズはどこへ消えた?のチーズが減ってきている状況にとても似ていました。
ここ数年は、同年代の人で退職する人が増えていました。
毎年のように同僚が辞めていきました。
そして、僕も公務員を退職することを決めました。
それでも大多数の人は、まだ公務員は安定しているはずだと思っていて、
辞めませんでした。
チーズが手に入らないなら、チーズを探しに行かないといけない
自身の置かれている状況が悪くなっていっているにも関わらず、
行動する人とその場に留まる人がいることが、チーズはどこへ消えた?の物語に重なりました。
物語の登場人物達が、職場の同僚と同じに思えました。
だから僕は、その場に留まるという選択はないなと考えました。
市役所の50代の職員は、特に公務員にしがみついているように僕には見えました。
僕は、公務員にしがみつきたくないと思いました。
公務員を退職する時に、具体的に何をやって稼いでいくかは決めていませんでした。
それでも、一歩外に踏み出して、チーズはどこへ消えた?のように
チーズを探しに行かないといけないと考えました。
これからも僕は、自分のチーズを探しに出掛けていきます。
その場に留まっていても、チーズは見つかりません。
一歩外に出る勇気を持つ必要があります。
あなたも、仕事やプライベートで何かしら変化を感じているものがあるのなら、
この本を読んでみると参考になると思いますよ。
一歩を踏み出しましょう。
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