僕が好きな言葉に「足るを知る」という考え方があります。
「足るを知る」とは「今を幸せ」と感じること。
欲望には際限がありません。
心が渇いていて、常に満たされない生き方は幸福から遠いと思います。
足るを知って、「今が幸せ」だと思える生き方をしてみてはいかがでしょうか。
「足るを知る」とは「今が幸せ」だと感じること
「足るを知る」という言葉を知っていますか?
古代中国の思想家、老師の言葉だそうです。
その意味は、ネットで調べてみると、
- 身分相応に満足することを知ること
- 自分がいま、持っているもののありがたみを知ること
- 何事に対しても、満足するという意識を持つこと
が出てきました。
僕なりの解釈としては、「足るを知る」とは「今が幸せ」だと感じることだと思っています。
僕が好きな考え方です。
「二杯の天丼は、うまく食えぬ」
美味しいものを食べることはみんな好きですよね?
例えば、天丼。
天丼を好きな人は多いと思います。
僕も好きです。
だけど、天丼を2杯出されたらどうでしょうか?
天丼2杯を美味しく食べられそうですか?
「二杯の天丼は、うまく食えぬ」と、日本の公園の父と呼ばれる本多静六さんは言っていたそうです。
天丼を2杯食べたからといって、2倍幸せになるわけではない
そういう意味ですね。
1杯で十分だ。
僕は実際に天丼を2杯食べたことはありません。
普通ないか笑
ほとんどの人もないと思いますが、本多静六さんの言っていることの意味はなんとなく分かりますよね。
美味しいものを毎日食べれたら幸せか
それでは、毎日美味しいものが食べれたらどうでしょうか?
毎日が高級料理。
回らない寿司、鉄板焼き、コース料理。
それが出来たら、夢のような暮らし。
ここは天国か、と思ってしまうかも。
そんな天国な状況で、僕だったらこう感じる気がしています。
多分、飽きる笑
贅沢な感想ですが、おそらく飽きます笑
皆さんはどうですか?
飽きずに毎日楽しめそうですか?
僕だったら、
- 「ご飯と味噌汁と納豆の食事も食べたい!!」
- 「高級料理は、週に1回、いや月に1回でも良いかな」
- 「マックとか、吉野家にも行きたい!!」
そう思う気がします。
「お前が貧乏舌なだけだろ」
という意見は受け入れます笑
でも僕には、普段の食事があってたまに高級な料理を食べるくらいがちょうど良いんです。
貧乏舌はお得?
僕が「貧乏舌だから高級料理を受け付けない」。
そんな仮説もありますが、でも考えてみてください。
毎日、高級なお寿司を食べている人と、回転寿司にばかり行っている人の2人がいた場合、目の前の高級なお寿司を食べた時の感想。
どちらの方が満足度が高いと思いますか?
どちらの方がお寿司を食べて「美味しい!!」と感じそうですか?
回転寿司にばかり行っている人の方が「美味しい!!」と感じそうですよね。
だって、毎日高級なお寿司を食べている人は、高級なお寿司の味に「慣れてしまっている」から。
そう、「慣れてしまう」と満足度は下がるんですよ。
高級なお寿司を毎日食べれるような暮らしが幸せなのは間違いないと思います。
それでも、人生全体の満足度で考えたときに、貧乏舌の方がお得なこともあるかもしれませんよ。
欲望には際限がない
「もっと美味しいものが食べたい」
「毎日美味しいものを食べられるようにしたい」
それらの欲望には際限がないです。
もう十分美味しいものが食べられているのに、まだもっと美味しいものを求めてしまう。
すでに美味しいものが食べられているのに。
そうなると、常に心が渇いている状態が続いてしまいます。
心がいつも満たされていない人は、幸福な人とは言えないでしょう。
幸せの心地良い匙加減を知る
自分にとって、「幸せを感じる心地よい匙加減」を知ることが大事だと思っています。
高級料理で言えば、僕の場合、月一で良いかなと思っていますが、人によっては、週一だったり、年に一回が幸せと感じる人もいると思います。
人それぞれ幸せの感じ方は違います。
では、どうやったら自分の幸せの匙加減が分かるのか?
僕は、経験してみないと分からないと思っています。
いろいろやってみた上で、自分にちょうど良い塩梅を知る。
だって、人それぞれで「幸せ」が違うんですもん。
やってみないことには分からないです。
たくさん経験して、時には多過ぎることも経験して、心地よいところを見つけたら良いと思います。
「自分にないもの」より「自分にあるもの」に目を向けよう
心が渇いていて、常に心が満たされていない状態の人。
そんな状態の人は、足るを知るの考え方、「今が幸せ」と思うことが僕は必要だと思っています。
「今が幸せ」と思うためには、足りないことのような「自分にないもの」に目を向けていてはいけません。
すでに持っている「自分にあるもの」に目を向ける必要があるのではないでしょうか。
今の状態を幸せと思えれば、心が常に渇いているということはありません。
足るを知れば、今からでも「自分は幸せ」だと思えます。
まとめ:生きているだけで幸せ、「足るを知る」と毎日が幸せになる
僕は「足るを知る」とは「今が幸せ」と感じることだと思っています。
「いつかお金持ちになってやる!!」という人は、「お金持ちになって幸せになりたいんだ!!」という思いが強い人だと思います。
でも、「お金持ちでない今は不幸だ」というわけではないですよね。
スポーツでも「絶対優勝してやる!!」という思いで大会に臨むと思いますが、「優勝できない人がみんな不幸だ」ということでもありません。
- 自分に足りないもの
- なりたい自分
- 達成したいこと
そうしたものが手に入らなかったとしても、幸せになることはできます。
「日本に生まれた時点で世界ではお金持ちだ」とか「スポーツが出来ているだけで楽しいじゃん」とか、そういう考え方で幸せを感じることができる。
究極、「生きているだけで幸せ」だと思えることが、最強なのではないかと僕は思っています。
この記事を読んでくれたあなたが、「足るを知る」という考えを気に入ってくれたら、僕は嬉しいです。
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