「公務員って安定してるのに、辞めるの怖くなかったんですか?」と良く聞かれます。
僕にそう質問する人の中には、同じように会社を辞めようと思っている人も多いので、僕の考えがその人の一歩に繋がるならと思いながら答えています。
このブログを読んでいる方の中で、独立したくても退職に踏み切れない方は、この記事を参考にしてください。
なるべく、分かりやすい記事にしていきたいと思います。
退職を決めるのは怖かった
今は退職してから2ヶ月が経ちました。
2ヶ月経った心境としては、退職したことを全く後悔していません。
そんな僕でも、退職を決めるのは怖かったですよ〜。
毎月振り込まれる給料がなければ、生活できない。
マンションも買っている。
職場の人間関係も悪くない。
この状況で退職する必要があるのか?
何度も考えました。
公務員になるために、毎年たくさん勉強している人がいる中で、辞めるなんて馬鹿げているのかも。
そう考えることもありました。
民間から転職している人達は、「民間に比べたら楽な仕事なんだから、絶対市役所を辞めない方が良い」と良く言っていました。
僕の周りで、市役所を辞めた方が良いと言っている人はいなかったです。
それでも、なぜ退職しようと決断できたのか?
それは、「自分を大事にしたい」と思ったからです。
僕は市役所で働くことは、自分を大事にできない働き方だと思いました。
とても制約の多い働き方です。
人間関係、職場、勤務時間は完全に固定。
それも、定年後も働くなら50年近く変化がない。
仕事内容や職場の上司、同僚、後輩は、人事異動ガチャ、自分で選ぶことはできません。
自分の頭で考えて行動するのではなく、与えられたことに適応することが求められる働き方。
僕にとって、その環境はとても窮屈でした。
というか、窮屈と感じない人っていないんじゃないですか?
みんな感じなくなっているんですよ。
感じないようにしているんだと思います。
だって、気付いて感じてしまったら嫌になっちゃいますもん。
職場に行くことは「心のリストカット」
僕は「心のリストカット」と呼んでいます。
行きたくない行きたくないと感じていても、会社に行く。
やりたくないやりたくないと感じていても、仕事をする。
嫌だ嫌だと感じていても、上司や同僚に話を合わせる。
そして、プライベートで息抜きしてリセット。
リセットなんてできるわけがない。
どんどん心は傷付いてますよ。
それを何年も続けていたら、何も感じなくなります。
その状態で、やりたいことが見つかるわけがないです。
幸せにもなれないですよ。
幸せな人生をするために、自分を大切にしよう。
「心のリストカット」を辞めよう。
そう考えて、退職を決めました。
まとめ:自分を大切にできるのは自分だけ
職場に行かなくなって3日目くらいに歩いていた時にふと思いました。
「解放された〜!!」
僕は9年間勤めましたが、凄いストレスの場所に通っていたんだな〜と感じてきました。
通っていた時には、そこまで嫌だとは感じていませんでした、辞めてから凄い感じます。
だから、感じなくなっていたんだな、我慢していたんだなと思いました。
そして、「解放された」というのは、市役所に限らず、僕のこれまでの人生全体をみて、「解放された」と思いました。
学生時代は、すでにできた仕組みの中で、同じ地域や同年代、同じ学力の人で集められ、同時に社会に出される。
社会人になってからも、同じ延長。
そういった社会の仕組みから「解放された」ということが清々しい気持ちになれました。
ずっと、学生時代から「何か」に対して不満をもった人生を送っていました。
両親や先生に対して、反発を良くしていました。
市役所に限らず、ずっと窮屈な人生を送っていました。
だから、僕の人生の中で退職して独立することは、最高の決断になりました。
やっと自分を大切にできそうです。
自分を大切にできるのは自分だけ。
あなたは、今の自分を大切にできていますか?
即答できなければ、何かを変える必要があるかもしれません。
「独立する」というのが、一つの手段です。
ぜひ、考えてみてください。
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