こんにちは。
元公務員、現在は起業して“自分の人生を生きる”ことに挑戦しているむーです。
前回の記事では、僕が安定した公務員を辞めてまで起業しようと思った「働き方」「時代の変化」について書きました。
👉【公務員を辞めて起業しようと思った理由①|目先の安定よりも将来を見据えて】(※リンク)
今回は、もう一つの大きな理由――
「人間関係を資産として考えるようになったこと」について、正直に綴りたいと思います。
30歳から本を読むようになった

恥ずかしながら、僕は30歳になるまでほとんど本を読んだことがありませんでした。
30年間本を読まないで生きてきたので、この先も読まないんだろうな〜、なんて思っていたけれど、
ある時、ふと聞いた言葉が僕を変えました。
「成功している人で、本を読まない人はいない」
ちょうど「このままでいいのかな」という考えが頭に浮かび始めたころでした。起業をするとか投資をするとか気になり始めた頃。
それを知ってから、本を手に取るようになりました。
本を読め始めたころは、長時間読むのが苦痛でしたが、
気がつけば、年間100冊以上読むようになりました。
本を読むことで、自分の中の価値観がどんどん広がっていきました。
特に心に残っているのは、人間関係の大切さについてです。
「人間関係は人生の幸福を左右する」
たくさんの本を読んでいく中で、繰り返し出てくるキーワードがありました。
それが、「人間関係こそが、人生の幸福を決める」という考え方です。
特に、橘玲さんの『幸福の資本論』に出会ってからは、
人間関係も“資産”であるという視点が自分の中に強く刻まれました。
人間関係を資産と考えることに、当初抵抗を感じていました。
「友達のことを財産って言わないよな」
でも、よくよく考えてみると、お金があるのに友達がいない人っていますよね。
僕は過去に、お金があるのに友達がいない人を見たことがあったので、そういう風にはなりたくないなと思っていました。
だから、
人間関係を資産としたら、自分で積み上げていくことができる
と考えるようになりました。
公務員の世界では、人間関係が変わらない
正直に言えば、市役所での人間関係は「悪くなかった」と思います。
- 同期とは毎年スキー旅行に行ったり
- 昼休みに運動を一緒にする仲間がいたり
- 仕事終わりに呑みに行く同僚がいたり
人間関係は良好で、職場の雰囲気も比較的良かったと思っています。
でも、それでもどこかで物足りなさを感じていたのも事実です。
なぜなら、
- 同期は6人で固定
- 職員の数も少なく、転職者もほとんどいない
- 異動はあっても、市役所内の部署間の異動だけ
つまり、人間関係が変わることがほとんどないのです。
隣の部署に数メートル異動なんてこともあります。
もちろん、市民や業者の方などと関わる機会はありましたが、それも基本的には「仕事上の付き合い」。
プライベートでも関われるような“多様な人間関係のつながり”が作りにくいと感じていました。
「このままじゃ、まずい」と思った

ある日ふと、
「このまま70歳まで、同じような人間関係の中で過ごすのか…?」
と考えたとき、正直ゾッとしました。
人は、関わる人によって影響を受け、成長していきます。
あと40年同じ場所で同じ人たちと働き続ける。
今のままでは、
新しい出会いがほとんどない=成長のきっかけもない。
この状況は、まずいんじゃないか、と感じるようになりました。
もっと多様な人と出会いたい。
新しい考え方に触れたい。
人生を豊かにする「人とのつながり」を増やしたい。
その想いが、公務員を辞める理由の一つになりました。
「コーチング」での素敵な仲間たちとの出会い

実は、公務員を辞める前からコーチングの勉強をしていました。
コーチングの学びの場では、年齢も職業も住んでいる場所もバラバラな人たちと出会えました。
そして退職する時、そのコーチング仲間たちが退職祝いの会を開いてくれたんです。
仕事上のつながりではなく、僕という人間に向き合ってくれる仲間たち。
その時、心から思いました。
「ああ、自分はこういう関係を増やしていきたいんだ」
今でも、その時の仲間たちとはつながっています。
大切な僕の友達です。
最後に|人生を豊かにするのは、“人とのつながり”だった
「安定した職場の人間関係」も、決して悪いものではありません。
むしろ、恵まれていたと思います。
でも僕は、それだけでは足りなかった。
もっと広い世界に出て、
もっと多様な人と関わって、
自分の世界を、人生を、広げていきたかった。
だからこそ、
人間関係という“資産”を築くために、公務員を辞めるという選択をしました。
幸せな人生のために大切なのは、人間関係だと思っています。
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